毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)
二の腕や太もも、背中などにブツブツ(発疹)がみられる皮膚疾患で、毛孔角化症(もうこうかくかしょう)とも呼ばれます。小児から思春期ごろの男女によくみられます。
また、家族が毛孔性苔癬を発症している人や、アトピー性皮膚炎の人、肥満の人などにみられやすいといわれています。
症状
発疹は触るとザラザラしていて、色は白~常色調で赤みを帯びることもあり、痛みはなく、軽いかゆみを伴うことがあります。
また、症状が現れている箇所は乾燥していることが多いです。人にうつることはありません。
治療
既に記載しているように毛孔性苔癬は年齢が上がるにつれ自然に治っていくことが多いため、基本的に治療を必要としません。
見た目が気になる場合には角質を溶かす作用を持つ尿素やサリチル酸が使われます。また、保湿剤でしっかり患部に潤いを与えることも大切です。
発疹をひっかくなど刺激を与えると、症状が悪化する恐れがあるので控えましょう。